残暑厳しい日本とは違い、すっかり秋らしい空気のパリで9月14日から3日間、2012春夏シーズントレンド発表を行いました。
シーズンテーマでがらりとさまがわりするトレンドユニオン本社ですが、今回はまるでファブリックファクトリーさながらに、色とりどりの布たちや染料が展示され、天井から吊るされた実験的なドレスは風をうけてはためき、空間を彩っていました。
これらの布はすべて自然染料で染められたものばかりで、インディゴはもちろん、草木、土、タマネギなどの野菜まで。
今回のテーマがearth matters;地球問題、地球を思いやる、地の素材という意味で、21世紀を生き抜くために人はクリエイティビティーを使い、見慣れた素材を見直し、傷ついた地球をいたわりながらもよりよい未来を作り出すのだというもの。
そのテーマらしく、随所に素材をみなおすきっかけがちりばめられ、それは岩のようなチーズや真っ青なパンにいたるまですべてで来場者を刺激しました。
3日間を通じて世界中のクリエイター、デザイナーたちであふれかえったプレゼンテーションでした。
日本では11月はじめにリーエデルコート来日によるセミナーを予定しています。